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日時 平成16年5月12日(水〉
天候 晴れ時々曇り
人数 二人
j行程 猿投神社参拝
御門杉〜(東海自然歩道)〜東の宮〜猿投山 
往復約2時間
アクセス ◆名古屋市内より約1時間
猿投グリーンロード(普通車¥300)猿投ICを降り左折、道なりに進むと猿投神社に突き当たります。
参道より奥に登山者Pあり。
舗装道路を進むと東の宮鳥居前まで車で入ることが可能。

新緑まぶしいこの時期、思いっきり森林浴を楽しみたい!が、やっぱりアルプスは遠い・・・。
たまには近場の山々を散歩してみようと今回は名古屋から1時間で行ける猿投山に登ることにした。
久しぶりに通る猿投グリーンロード。入口の青少年公園周辺は着々と愛知万博の準備が進められており、ボコボコと建つパビリオンの骨組みは圧巻。地元万博というのに意識の薄かった私だが、工事の様子を見て、かなり気分は高揚。賛否両論の愛知万博だが、ここは地元民、応援しよう!
さて、紅葉で名高い猿投神社は、もみじの新緑がすがすがしく、参道両脇の杉はとても立派で神々しい。
猿投山山頂へは参道東側の細い車道を奥へ進んでゆく。このまま車道を走れば展望台を経て東宮鳥居の前まで行くことができるが、私達は御門杉から東海自然歩道へと入った。
はじめ、親切なようでいて登りにくい細い丸太の階段が続く。うっそうと茂る雑木林で登山道は暗く湿った感じだ。
尾根を一登りすると道は平坦になり、パッと視界が開けたかと思うと、舗装されていない別の林道に出る。”蜂に注意!”の看板にビクビクしながら先に登っていくと、ちょっとした休憩所につくが、さしたる展望もなく、おまけに風が通らないので、息を整えるだけで出発した。
山菜はないものか?とチラチラと両脇を見ながら歩くが、シダ類は見られても、ワラビなどは見つけられない。
やがて、花崗岩独特の登山道となり風化したおもしろい岩も出てくる。尾根を登りきり平坦な道を下り気味に歩くと、再び舗装路へでる。舗装路を左に進むと、右手に東の宮鳥居があり、その鳥居をくぐって山頂へと向かう。
まっすぐ伸びる杉の幹の向こうには、輝く青葉を茂らせる木々が、またその向こうには枝を大きく広げた大木が・・・と、何十層にも森が広がっている。何度も立ち止まっては、しばし魅入ったり、シャッターを切ったりする。
歩きやすい花崗岩の登山道 新緑と深緑のコントラストが奇麗
ただ、残念なのは高度を上げるにつれて、耳に入ってくる車の音だ。
東の宮はツガの大木に囲まれた静かな場所。見晴らしは無いが、厳粛な雰囲気のなか、木々のエネルギーを感じることができる。こんなにも年輪を重ねながら、尚も毎年新しい芽を出しながら成長していく木々は、本当にエライな〜、と最近一向に新芽たるものを出さぬ自分が情けない。
東の宮境内の左脇に登山道は続く。小さなアップダウンを繰り返すと尾根は狭くなり、小さなピークに立つ度に、えっ?頂上?と思う。少し尾根道が広くなると、先に陽光あたる広場が見える、ここが猿投山山頂だ。山頂からは北北西に展望が開け、この日も霞んではいるが連なる山並みが見えた。ベンチに座ると、小鳥のさえずりと風にそよぐ木の葉の音が耳にやさしい。何故かこの場所には、バーナーとコッヘルで自慢のラーメン!というより、お弁当を広げておにぎりを頬張るのが似合う。が、残念なことに今回は何にも持ってこなかった・・・。登山道といい、雰囲気といい、ファミリーにはもってこいの気持の良い山だ。
不思議だったのは、参考歩行時間を示す標識が、東の宮鳥居以降はやたらと余裕を持って記されていたこと(御門杉から鳥居まではわりとタイトなのに)。
下から見上げるツガの大木 吸い込まれそうな深い森
あとは、時期的なことかもしれないが、一輪のお花も目にしなかったことだ。とにかく、緑豊かな雑木林が広がる山なのだ。
さあ、この輝く緑を目に焼き付けて、明日から我が新芽を出すべく頑張ろう!
                                                                        (報告者:A)
猿投山山頂 写真左の場所から展望あり 山頂ベンチ お弁当を広げてのんびりしたい 登山道入口の車道 すれ違い注意!
ナイフショップ:アウトドアクラブ