2008年4月7日(月)
in
out
温泉郷
名称
所   感
47 8:10
8:26
亀川
四の湯温泉
目覚めると、天気予報通り雨。レンタカー営業所までは交通手段がなくタクシーで出かける。青色マーチで雨の中出発。昨日空振りした四の湯へ行く。小さな公園の脇にある共同湯で雰囲気が良い。中は意外に広く体育館のような浴室で小判型の浴槽。角に飲泉用の源泉あり。無色透明、無味、無臭のクリアーな単純泉である。気持の良い朝風呂となった。溜まったスタンプを見て番台さんが”学生さんはお休みなのね〜”と言う。学生さん??私のことですか??!! 温泉効果絶大! スキップして車に戻った。
48 8:40
8:58
柴石
柴石温泉
浜田から山側へ登り、血の池地獄を通り越し、トンネル手前に柴石温泉がある。鄙びた共同湯と思っていたが、ログハウス風の立派な温泉施設であった。熱湯とヌル湯の内湯2槽と石作りの露天、蒸し湯がある。70度 総計1195mgのNa-HCO3ClSO4泉で、CO39を含むがスベスベ感なし。循環加水のためか、個性なし。少々拍子抜けする。
49 9:15
9:27
柴石
長泉寺薬師湯
血の池地獄に行ったことがないので寄るが足湯が工事中とのことでパス。その向かいの長泉寺に行く。ちょっと異国ムード漂うお寺で、境内入り口の物置のような建物が湯小屋であり、そのレアな感じが良い。記帳してお賽銭を払って入浴させて頂く。 ここはお湯が良かった。クエン酸のような酸味と渋味があり透明、無臭。レモンのような爽やかな酸味ではないのが特徴か。レアな雰囲気とお湯の良さが相まって、楽しい入浴となった。 柴石にタオルを忘れ取りに戻る。
50 9:57
10:15
鉄輪
小倉薬師温泉丘の湯
鉄輪を通り抜け、明礬方面へ向かう途中にある、丘の湯と神丘温泉に寄る。地区としては鉄輪に入る。この二つの共同湯はお隣どおしで、被爆者に効果のあるお湯らしく、向いには被爆研究所がある。湯小屋は簡素であるが、浴室のタイルは綺麗な石張りで浴槽は木造りである。源泉は激熱だが、ハッキリした硫黄臭とかすかにたまご味、透明のお湯。久しぶりの硫黄泉でなんだか懐かしい。 分析表なし
51 10:15
10:38
鉄輪
神丘温泉




神丘温泉は泥湯で有名だ。外観はかなりの鄙び具合で、少し前の私ならとうてい一人で入っていく勇気はなかっただろう。引き戸を開けるとまたすごい。駄菓子屋さんなのか?、細かい商品が山積みされていて、唖然とする。奥にいたおばさんが面倒くさそうに”泥湯に入るの?”と声をかける。泥湯を希望すると入り方を教えて下さった。@脱衣所で着替えたら内湯で体を流す。A廊下の奥に泥湯があるので、休み休み入る。B内湯に戻り好きなだけ入る。だそうだ。店舗の左手に入り口があり、扉を開けるとすぐ正面が女性用の脱衣所である。言われたとおりまずは内湯へ、共同湯風のコンクリートブロックで作られた簡素な浴室で、透明、無味、無臭の単純泉。掛け流し量が多い。そして、いよいよ奥の泥湯へ向かう。途中はただの廊下であり、兼、男性の脱衣スペースのようだ。今回は私だけだったので良かったが・・・。
浴槽内は意外に広く奥まっていた。観葉植物が置いてあり、壁にはアオカビが浮いている。感動的なレア度数である。一番奥に正方形の泥湯があった。その隣は掛け湯用の浴槽である。この泥湯は色が綺麗でアイボリー、無調整豆乳のような色である。泥湯は健康ランドで経験があるが、それとは全く違い、粘着性はない。どちらかというと粉を湯に溶かしたような感じであった。泥が沈殿しないように攪拌しているようだが、最初は源泉が沸きあがっているのかと思った。すくえるほどの泥は堆積していない。僅かに線香臭がした。長い間入ったつもりはないが、汗が良く出て体に応える。期待していた神丘温泉であったが、その存在感とお湯は期待以上であり感激した。 
脱線するが、昨年の長野温泉巡りで、加賀井温泉一陽館の雰囲気にカルチャーショックを覚え、ついに露天に入ることが出来なかったが、今なら一陽館の露天などたいした躊躇なくあのオレンジ色のお湯を楽しむことが出来るだろう。しかしそれが良いのかは考えものである。
52 10:49
10:07
明礬
照湯温泉
明礬方面へ向かう途中で照湯温泉に立ち寄る。川沿いに立つ比較的新しい現代風の建物だった。しかし、浴槽だけは古いまま移築したようで、いかにも歴史を刻んだという石造りの立派な浴槽だった。コルクで自在に源泉を投入できるが激熱。硫黄臭の強い、無味、透明の湯。時には白い湯の華が舞うそうだ。 浴室内の窓からは自然光も差し込み気持ちの良い入浴となった。分析表なし。
53 11:40
12:00
明礬
明礬湯の
雨足は弱まったが、明礬に向けて坂を登るうちに、視界が真っ白になる。対向車が突然現れるので慎重に走るが、看板もおぼろげでどの辺りに来ているかわからない。岡本屋の売店を発見したので駐車して軽く食事を取る。湯の里はこのすぐ上であったが、大露天風呂は別の場所、と言われまた移動。車だといちいち駐車しなければならず時間のロスが多い。 明礬湯の里は、湯の華の採取場のすぐ上に位置して、展望開ける大露天風呂が自慢だが、本日は視界ゼロ。しかし、露天のお湯は薄く緑がかった乳白色の濁り湯で美しい。H2S-17.8mgの単純硫黄泉で、H-6.4,Al-10.3,Fe-5.4を含有している。内湯の方が酸味が強く、酸っぱいすえた様な臭い。
54 12:32
13:04
明礬
湯屋えびす
うっかりしており小銭を切らして、しかも1万円札しかない。数百円程度の入浴料に1万円札を出すのは気が引けるので、入浴料の高いえびすやさんに寄る事にする。旅館のえびすやさんでは外来不可であり、日帰り専用の”湯屋えびす”を併設している。その施設も貸切湯、岩盤浴、大浴場などがあり、建物も違うので、車で行ったり来たりと時間ロス。しかも、利用パターンが幾通りもあり、1000円の入浴料で利用できるのは”風と歩く石畳”というお風呂とのこと。洒落ているのはよいが、似たようなネーミングの施設がありわかりにくい。迷いながら脱衣所に着いたが、今度は渡されたカギが使用できない。やはり浴場が違うのか? 受付へ戻ると、渡されたキーは男性用のロッカキーであったことが判明。スムーズに事が運ばないとドッと疲れる。
さて、この施設自体は新しく、館内はジャズが流れるような今時のセンス溢れる施設である。基本的にはすべて露天であり、歩行湯、屋根付き露天、渡り廊下を進むとジャグジー湯、大きな露天がある。酸味は少なく硫黄臭の強い白濁湯であり、入浴感あり。硫黄成分 4.2mg Ph6.4 の単純硫黄泉。女性同士の観光目的ならば、この施設はお勧めだと思う。 Gメンのコメントには硫黄の苦味、わずかな酸味、すっぱい香り、とあった。
55 13:09
13:23
明礬
山田屋旅館
丁度前述のえびすの裏手に位置する3軒に連続して入浴する。まずは山田屋旅館であるが、旅館の玄関で入浴料を置いて、外の湯小屋へ向かう。木造の湯小屋でとっても小さい浴槽と浴室。冷めないように浴槽には板で蓋をしている。濃い日本茶のような濁り湯で、酸性が強く浸かるとしみる。源泉は強い酸味と硫黄コゲ臭あり。非常に個性的で良い。またこの小さな空間も気に入って、一人きりの貸切風呂を楽しんだ。 Ph1.7 Al-203,Fe2-61.5 を含む、 含硫黄、明礬、緑礬泉とのことである。分析表なし。左記数値はネットで拾った数字だが、鉄分とアルミニウムの含有量の多さに驚いた。
56 13:25
13:45
明礬
湯元屋旅館
お隣の湯元屋旅館を訪ねる。ここは今回の温泉めぐりの中でも非常に印象深く記憶に残った。浴室は2階で、こじんまりした簡素な浴室だ。緑褐色、透明度50cmの濁り湯である。まず掛け湯をした時に、湿布薬のような刺激臭がたった。不思議に思ったがそのまま湯に浸かる。すると今度はヒノキのような爽やかな香りに包まれる。ヒノキ浴槽かと思ったが違う。明らかに湯の香りである。しかし源泉湯口に近づくとこの臭いはなく、微かに硫黄臭か? 口に含むと強い酸味と渋味もあり個性的だ。Ph1.9 Fe-18,Al-66,SO4-1215 総計2481mgの酸性の明礬泉。この香りは何によるものか? 何度も香りを確かめたり飲んだりと終始観察に余念が無い入浴となった。
57 13:45
14:00
明礬
鶴寿泉
湯元屋さんの向かいにある鄙びた共同湯である。ここも忘れがたい。風化した木造の湯小屋が実に風情があって良い。薄緑褐色の湯はやはり香りが独特。掛け湯をすると生ものが腐ったようなすえた臭い。入浴するとやはり納豆のような醗酵臭だ。私にとっては変り種で可笑しくなった。味覚は酸味の中に甘味も感じて不思議な味。 H-3.2,Fe-3.6,Al-12.3,SO4-297,HSO4-31.9 総計732mg の単純酸性泉である。隣り合った3軒のお湯でもそれぞれに個性があって楽しい入浴となった。こうした楽しみは湯巡りの醍醐味といっても良いと思った。
58 14:40
15:23
観海寺
いちのいで会館
明礬地区を離れて観海寺へ向かう。ビーコンプラザを南に折れ、ものすごい坂を登っていく。こんな坂の途中で対向車がきたらどうしよう・・・と冷汗が出た。会館と名が付くので、立派な施設かと思いきや、2階建ての工場風の建物で、1階が調理場、2階が座敷になっている。その建物の更に山側にプールのような露天風呂があるのだ。ここも写真では何度も見ているが、実際に行ってみると、浴槽の大きさ、湯の色、そしてその展望に感動する。青い湯として紹介されているが、この日は白濁が強く、エメラルドグリーン系白濁だった。山の斜面に作られた露天風呂は囲いが一切なく、別府市街を一望でき別天地のようだ。総計2343mgのNa-Cl泉でメタケイ酸472.9mgを含有している。ちなみにこの浴槽は大きさもプール並だが、深さもしっかりある。 源泉は少しコゲ臭、激熱。 プール浴槽の手前には二つの小さな浴槽があり、一つは水色白濁、もう一方は透明激熱で入浴できずだった。1人きりだったこともあり、たくさんの写真をとった。 ちなみに、露天風呂は男女別に二つあり、一方は滝を望む露天のようである。(日替わり)
堀田温泉(共同湯)へ行ったが臨時休業。すでに今回の目標であった7段取得は達成しているので、スタンプラリー対象外の高崎山温泉へ足を伸ばす。何もない山の中にあり、平屋の施設の廻りは、動物が飼われていて、ちょっと異色な雰囲気を放つ。露天のみの入浴施設であるが、お湯が良かった。とっても綺麗な赤ワイン色のモール泉で、湯量も多い。湯口からは油臭がプンプンして嬉しくなる。以前は硫黄臭が温泉らしくて好きだったが、今はこのモール臭の方が好みかもしれない。 ツルツル感はあまりなかった。
59 17:00
17:15
堀田
夢幻の里
このまま大分空港に行くにはちょっと早い。別府八湯をすべて廻ることも目標にしていたので、堀田温泉の別施設へ寄っていく事にした。しかし、もともと予定外だったこの夢幻の里は、アクセス情報もなく、かなり迷う。タイムリミット寸前で突破口を見つけ、駆け込む。森の中にある露天風呂のみの施設であるが、こんなに短時間ではもったいないほどの、素敵な露天風呂だった。弱く白濁したお湯で、白い湯の華が舞う。岩の間から流れこむお湯は無臭であったが、片隅の底から沸いてくるお湯は硫黄臭あり。味覚には特に感じなかった。