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山行日 平成17年10月4日(火)・5日(水)
天 候 4日:雨 5日:曇り時々雨   ※気温:涸沢9:00/10℃
人 数 二人
行 程 上高地→明神→徳沢→横尾→涸沢 往復
アクセス 東海北陸道高山西ICより、高山経由奥飛騨方面へ約70分
平湯温泉より安房峠方面へ進路をとり、あかんだな駐車場に駐車 →  平湯温泉バス亭より上高地へ
※あかんだな駐車場:\500/1日
※あかんだな駐車場−平湯温泉バス亭間は無料シャトルバスあり。または徒歩10分
※平湯温泉−上高地 濃飛バス往復\1500
この季節になると新聞、雑誌の表紙を飾る山の紅葉。中でも涸沢カールの紅葉は有名だ。
あいにくの雨となってしまったが、それでも開放的な山や谷の雰囲気、歩きやすい登山道、そして極めつけの見事な紅葉に心奪われ、やっぱり涸沢サイコー!!と胸の内で叫びたい気持ちだった。
今回は写真中心でお楽しみ下さい!!

雨の中、カメラを出すこともままならないが、さすがに屏風岩が目の前に姿を現すと、撮らずにはいられない。大雨の為に屏風岩の岩肌をいくつかの滝が流れる。本谷橋も昔の橋は今にも流されそう・・・。道幅が広く歩きやすい登山道はまるで小川のごとく。

本谷橋を過ぎるとV字状の開けた谷が見渡せ、大きく右に曲がった先が涸沢だ。ここから徐々に木々が色付いてくる。1時間程登ると沢沿いの道になり、石段の登山道を確実に高度をあげていく。体はしんどいが、色とりどりの木々に迎えられ、気持が高揚してくる。

10/5(水)
雨があがったかと思うとガスにまかれ、ガスが晴れたかと思うと雨がポツポツ・・・シャッターを切るのも忙しい。
紅葉はガレ場の木々の生え際(こんな表現あるのか?)が特にすばらしい!穂高連峰の稜線も垣間見ることができ、お〜!これぞ涸沢カール! この山々の囲まれた感じがカッコイイ。




ヒュッテ前の紅葉したナナカマドと涸沢岳。ちょっと写真家風??
ちょうどヒュッテ主宰、近藤辰郎氏の写真教室が開催されていたので、通称コンタツさんがいらっしゃいました。とっても気さくな方です。

↓ヒュッテの売店前 悪天のため人気のテラスには出られず、所狭しと屋根の下で準備をする登山客。


一夜明けただけで色付きが違うようだ。明日の天気予報が”晴れ”とあってか、ぞろぞろと団体客が登ってくる。2300mまで傘をさしながら登ってこられるんだもんなぁ〜、体力さえあれば誰でも登ってこられるのが涸沢の魅力でもある。昨日はゴーゴーと音を立てながら流れていた沢も今日は静かなもの。


←登山道を遮るように横筋から流れてくる沢(滝!)(本谷橋付近)。写真にマウスを置くと、翌日の様子に変わります(マウスをクリックしないで下さい)。

今回の山行は悪天候+平日のため、人が少なくテント場もゆったり静かなものだった。だが、これが週末sで好天ともなればそうはいくまい。
紅葉がすごければ、人もスゴイ。横尾からの登山道は登山者の列をなし、涸沢ヒュッテでは定員を遥かに上回る登山客が押しかけ、文字通りすし詰め状態、涸沢小屋もまたしかり。テント場も所狭しと場所を占めていく。夏のお盆よりも人が多いというのだから、山の中というより街の中??
そんな話を聞くと、つい尻込みしたくなるのだが、”そんな条件でも一度は行くべき!!”と私は強くお薦めしたいです。
高く険しく、そして美しい穂高連峰に抱かれるような感覚、零れ落ちそうな満点星、宝石のように輝くテントの灯、そしてそこに自分の思い出が詰まっていたら尚すばらしい。
まず始めは、好天時を狙って是非登ってみてください!
(報告者:A)

アウトドアクラブ